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老齢期に備えて
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よく言われるように、ひと昔前に比べてペットの寿命も飛躍的に長くなりました。
7〜10年位だった頃に比べると丁度1.5倍くらいになった感じでしょうか。
15歳を過ぎて、なお元気な愛犬を見かけることも珍しくなくなりました。
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これには、高栄養のドッグフードや、難治性の感染症に対する予防ワクチンが広く普及したことや、
室内飼育の普及とともに生活環境も大幅に良好となったことなども大きく影響しているのでしょう。 |
| それと同時にペットの世界でも高齢化への関心が高まっているように感じます。 |
| 人間と同様にペットにとっても、老齢期はそれまでの周りの環境との位置関係が変化していきます。 |
| ここでは、「衣・食・住」ならぬ、「医(健康)・食・住」の3つの要素から見ていくことにします。 |
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なお、人間の社会では、日本の場合「高齢者」とは65歳以上の方を指すことになっていますが、
犬の場合の歳については色々な考え方があるでしょうが、人間の歳での60歳位に置き換えて、
ここでは一応、小・中型犬で11歳、大型犬で8歳位を想定するものとします。 |
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医
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歯
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弱く、抜けやすくなります。 |
食べられることは健康維持のおおもと。
小さいうちから歯磨きや歯石取りの習慣を。 |
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目
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だんだん見えにくくなります。 |
他の五感(嗅覚など)で補おうとします。
人間と同様に白内障も発症しやすくなります。 |
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耳
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だんだん聞こえ難くなります。 |
他の五感(嗅覚など)で補おうとします。 |
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足
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足腰ともに弱くなってきます。 |
滑りやすい床などは負荷が掛かりますので、マットを敷くなどの配慮が必要になります。 |
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被毛
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つやがなくなってきます。 |
こまめな清拭やブラッシングなどのケアを。 |
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メンタル
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飼い主への依存心をより一層
強めます。 |
じっとしていることが多くなるなどの変化があっても、体力の落ちてきた分、飼い主を頼りにしている気持ちはより強くなってきているはず。
愛情をもって優しく接してあげて下さい。 |
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健康
管理
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定期的な健康診断を、これまで以上にまめに。 |
12歳までは年に2回、それを過ぎたら年に4回は。 |
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食
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全般
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基本的に高たんぱく・低カロリーで。 |
元気で活動的なら、栄養制限はかえって健康を損ねる場合がありますので、体の調子をよく見て。
必要に応じてドッグフードを消化しやすい老犬用に切り替えていきます。
食が細いようであれば、少量を回数を増やして与えるなどの工夫を。
歯も弱くなっていきますので、ふやかしを取り入れるなども考えます。
水も常に新鮮なものが飲めるように。 |
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住
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環境
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自分のお気に入りの場所でじっとしていることを好むようになります。 |
これまで以上に安静にして長い時間いる場所は、毛布や寝具の洗濯や虫干し・掃除などで清潔を保つように。
気温の管理(暑い時期は涼しく、寒い時期は加温して)、
湿度の管理も忘れずに(乾燥し過ぎに注意)
運動は、強制も無理な制限(肥満につながる場合もあります)もせず、愛犬が好むようであれば、これまでどおりのペースで続けてあげて下さい。 |
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| ターミナル(終末期)との遭遇とペットロスについて |
これから多くの期待を胸にして愛犬を迎えようという方も多いはずの当サイトにおいて、ちょっとそぐわない
テーマのお話かも知れませんが、どうかご容赦をお願いしたいと思います。 |
どのような生き物にせよ、やがてお別れのときが来るのもまた現実です。
飼い主よりライフサイクル(寿命)が短い愛犬やペットを相手に、老齢期からその別れに至る過程に遭遇する場合のストレスやショックは言い尽くせないものがあります。
楽しかった日を思い出してしまい、もう二度と飼うまいという気持ちを持たれた経験をお持ちの方も多いと思います。
また最近はペットロスのこともよく耳にします。 |
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| ここでは、そうした飼い主の側の心理について少し触れてみたいと思います。 |
| 心にショックや打撃を受けたとき、そこから回復していくまでの心の過程を表そうとするひとつのモデル(考え方)があります(フィンクのモデル) |
| それによると、心の動きは大きく4つのステージを経ていくとされています。 |
| @衝撃(ショック)期 |
心理的ショックを受ける時期 |
パニックに陥り、頭痛や吐き気など身体的症状を伴うことが多くなる時期。 |
| A防衛的退行期 |
危機状況から自分の身を守ろうとする時期 |
事実への承認や感情を抑圧して、つらいことに無関心さを示す傾向が強くなる。 |
| B承認期 |
事実に対して自分と向き合う時期 |
受け入れ、前に向かっていこうと努力していく過程。 |
| C適応(受容)期 |
現実を受け入れ適応する時期 |
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| これはあくまでもひとつのモデルですので、個々の状況や条件により必ずしも当てはまることばかりではないかも知れません。 |
| 余計なことだったかもしれませんが、今回このことについて敢えて触れたのは次の理由からです。 |
当店でもペットロスから立ち直って、または立ち直ろうとしてお問い合わせ頂くお客様に出会うことが多く、
私自身もそういう経験を幾度かしてきた中で、少しでもお役に立ちたいと思う気持ちから、敢えてこのテーマに踏み込んでみました。 |
苦しまれた結果として、それどころじゃないよ、もう飼わないよと決められる方もいるでしょう。
そういった方にはここまでお読み頂いておいて申し訳ありませんが、お気になさらないで頂きたいと思います。
(そういった気持ちを逆なでする気持ちからではありません) |
| ただ、ご本人や取り巻くご家族に多少なりとも冷静に見つめる余裕が出てきたときに、回復に向かってのお役に立てればとの思いから、敢えて触れて見ました。 |
| 楽しい出来事をいっぱい与えてくれた愛犬への感謝を胸に、どうか上手く乗り切って頂きたいと願う次第です。 |
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